最初のDAWソフトに迷ったらLEバージョンを試すべき理由

特に「これからDTM・宅録を始める人」の中には、「DAWソフト1つ選ぶにしてもどれを選べばいいのか分らない」と、言った人も少なくないかと思う。
そのようにDAWソフトの選択に躊躇している場合、他の機材を購入した際に付属品としてついてくるDAWソフトのLE(ライトエディション)バージョンを試してみるのも1つの手である。
最初の内はLEバージョンの機能で充分
付属品のCubase LEで充分だった
著者は昔、DTMを始めるにあたってDAWソフトやオーディオインターフェイスをどの製品にすべきか迷っていたが、TASCAM US-144MK2(オーディオインターフェイス)にCubase LEが付属している事を知り、この製品を購入し使用していた。そして、とりあえずDTMを行う上ではこのLEバージョンでも充分であった。(オーディオインターフェースに関して詳しい事は初心者がDTMを始めるにあたって必要な機材一覧を参考に。)
LEバージョンは多少機能を制限した製品
このCubase LEは、通常のCubaseの機能を少し制限した製品になる。(詳しくは忘れたが)例えば、トラック数が制限されていたり、VSTiの種類が通常より少なくなっていたり。
機能が制限されているとは言え、基本的な録音・編集はしっかり行えたし、VST・VSTiプラグインともに基本的な物は大体入っており、充分楽曲製作を楽しむ事が可能であった。
機能が多過ぎても使いこなせない
機能が多いと操作を覚えるのに時間がかかる
確かに同じDAWソフトでも上位版の物の方が機能が多く、また制限されるものも少なく使い勝手は良いかもしれない。しかし、上位版は機能が多くなる反面、DAWソフトの使い方が良く分らない初心者の内は、プラグインの種類や機能の多さに戸惑いDAWソフトの使い方を覚えるのにより多くの時間が奪われる可能性が高い。また、価格も下位の製品よりも高くなる。
DAWソフト以外にも必要な機材が多い
DTM・宅録では必要になってくる機材が多い。1点に予算を割き過ぎて、他の機材に充てる資金が無くなってしまっては意味が無い。
DAWソフトの事が良く分らない内は、DAWソフト(1点)にお金をかけ過ぎて失敗するより、オーディオインターフェイスやモニタースピーカー、ヘッドフォンなど他の機材にも幅広く資金を回した方が賢明かもしれない。
DAWソフトのLEバージョンを入手するには?
オーディオインターフェイスの付属品として入手する
DAWソフトのLEバージョンを入手する方法としてまず思い浮かぶのが、「オーディオインターフェイスの付属品として付いてきた物を入手する」と、言った方法である。
著者も同様の方法で入手したが、オーディオインターフェイスを購入する人の中には「これからDTM・宅録を始める」と、言った人も少なくないかと思う。DTM・宅録を始めるタイミングでオーディオインターフェイスとDAWソフトが一緒に入手できる為、金銭面で大きなプラスとなるはずだ。
DTM(初心者)セットで入手する
最近のDTM機材・DAWソフト事情にはそこまで詳しくないので、どの製品にLEバージョンが付属してくるかはよく分らないが、DTM初心者セットにもDAWソフトのLEバージョンが付いてくるケースが多い。DTM(初心者)セットは製品によっても異なるが、
- オーディオインターフェイス
- DAWソフト
- ヘッドフォン
- マイク
と、言ったような基本的なものはたいていのセットにバンドルされているし、
- モニタースピーカー
- マイクスタンド
- 他ソフトウェア
も付属してくるセットもある。