DTM用パソコンの具体的な選び方。CPU、RAM、HDD(SSD)の役割

DTM用パソコンの具体的な選び方。CPU、RAM、HDD(SSD)の役割

初心者がDTMを始めるにあたって必要な機材(物)一覧でも触れたようにDTMで使用するパソコンの性能面では、以下が特に重要になってくる。

  • CPU(プロセッサー)
  • RAM(メモリ)
  • HDD / SSD(ドライブ容量)

 

これらに加えて、

  • デスクトップ型 or ノート型
  • Mac or Windows
  • 新品 or 中古品

等を自身の予算や好み、製作スタイルを考慮しつつDTMに使用するパソコンを決めて行く事になる。

 

DTM用にパソコンを買う必要があるか?

必ずしもその必要は無し

そもそも、「DTM用に新たにパソコンを買う必要があるか?」と言えば、必ずしもその必要は無い。

普段、趣味や仕事で使用しているパソコンがDTMを行う上でも充分な性能(DAWソフト等の動作環境、推奨環境を満たし)を持っていて「趣味(ネットなど)用、仕事用と兼用でも構わない」と言う人なら、普段使用しているそのパソコンをDTMにも使用すれば良い。

が、例えば「VST・VSTiプラグインを何十個と起ち上げながら作業がしたい」、「音をかなり重ねるので、いつもトラック数は何十トラック、何百トラックと膨大な数になる」等、本格的にDTMを行いたい人の場合は新たにそれなりの性能を備えたDTM用パソコンの購入を検討したい

 

「本格的に」「ストレス無く」作業したい場合は、DTM用パソコンの購入がおすすめ

理由は、「VST・VSTiプラグインを何十個と起ち上げながら作業」したり「何十トラック、何百トラックと膨大な数のトラックを起ち上げる」と、パソコンのCPU使用率が大きく上昇し(パソコンにかなりの負荷がかかり)、場合によってはパソコンがフリーズしてしまったり、強制的にシャットダウンしてしまう、と言ったような事が起きやすくなるからだ。その結果、毎回毎回DAWソフトを起ち上げ作業する際は同時に起ち上げるVST・VSTiプラグインの数をかなり絞る等パソコンがフリーズ、強制シャットダウンしないような対策をして恐る恐る(ストレスを抱えつつ)作業する事になる。

もちろん、1トラックごとに素の音にエフェクトをかけたものを一旦新しくファイルとして書き出して、そのファイルを新規トラックに読み込み、素の音が録音されたトラックを消すかトラックをミュートにしてエフェクトOFFに状態にすることで多少CPU使用率を下げることも出来る。

が、「いちいちトラックごとにエフェクト処理後のファイルを書き出し、新規トラックにファイルを読み込むのが面倒」だと言う人もいるかと思う。そのような場合も、それなりに性能の良いパソコンを用意した方がストレス無く快適に作業出来るはずだ。

 

兼用パソコンではアンインストール出来るプログラムがあまり無い場合も

確かに趣味用、仕事用パソコンと兼用でDTMをやってく場合でも、例えばパソコン内のすでに使用していない不要なプログラム・アプリケーション等をアンインストールしたりバックグラウンドで動いているプログラムをバックグラウンドで動かないように設定したりすることでCPU使用率を(多少なりとも)下げることは可能である。が、兼用パソコンではどうしてもアンインストールする訳にはいかない趣味や仕事で使うプログラム・アプリケーションや重要なデータが多くある人も少なくないかもしれない。

 

 

DTMを行う上で最低限必要であろうパソコン環境の例

各DAWソフトの推奨環境を満たすような性能の良いパソコンなら快適に作業が可能になるが、DAWソフト・プラグインソフトの必要最低限の動作環境(必要環境)さえ満たしてしまえば、(快適さは別として)作業する事は可能になる。

DAWソフトやプラグインソフトを使用する際の必要最低限の性能としては、

  • CPU : Intel core i3以上
  • RAM : 4GB以上

程度のものが多いのではないだろうか。各DAWソフトやプラグインソフトによっても必要環境が違うケースが少なくなく、Intel Core i5以上のプロセッサー、8GB以上のメモリが最低限必要になってくるものもある。当然、プロセッサーはIntel Core i5Intel Core i7、と性能が良くなるほどに、メモリは8GB、16GB…と容量が大きくなるほどに快適に作業が出来るようになる。 その辺は各々購入する際によく確認した方が良い。(各DAWソフトごとの必要環境・推奨環境に関しては、各DAWソフト別 動作環境(推奨環境)を参考に。)

 

 

CPU、RAM、HDD(SSD)、それぞれの役目

CPU(プロセッサー):パソコンの処理速度。性能が良いほど処理速度が速くなる。よく、作業者の頭脳に例えられる。

RAM(メモリ):一時的にデータを保存しておく場所。よく、作業スペース(机)の広さに例えられる。

HDD(ハードディスク):音源データなど(長期のデータ)を保存する場所。容量が大きいほど、より多くのデータを保存できる。よく、引き出し(ファイルを保存しておく場所)の大きさに例えられる。

 

CPU(プロセッサー)

CPU(プロセッサー)は、人間で言えば”頭脳”に例えられる。
パソコンが情報を処理する能力で、CPU(プロセッサー)jの性能が高ければ高い程多くの情報を素早く処理できるようになる。

よく目にするCore iシリーズの場合(Core iシリーズにもそれぞれ世代があり、一概には言えないが)、基本的にはCore i3、i5、i7、i9、と数字が上がるに連れ性能は良くなる。が、もちろん性能が上がるに連れ価格も上がってくる。

 

RAM(メモリー)

RAM(メモリー)は、”作業机”に例えられる。

作業机が大きければ大きい程、机の上に多くの本や資料、ペン等を置きながら作業が出来るのと同様に、RAM(メモリー)の容量が大きければ大きいほど程、一度に多くの情報を引き出しておきながら作業が出来る。

一応、4GBでも動作するが8GB以上推奨のDAWソフトが多い印象。もちろん、16GB、32GB等、より容量の大きい製品を選択してもOK。

 

HDD / SSD (ドライブ容量)

HDD(ハードディスク)は、”作業机の引き出し”に例えられる。

引き出しが大きく数が多ければ多い程、多くの本や資料を収納できるのと同様に、HDD(ハードディスク) の容量が大きければ大きい程により多くの音源ファイルを保存しておくことが出来る。

RAMとは異なり、こちらは長期で保存するファイルの保管場所になる。音声ファイルは、データ容量が大きくなりがちなので充分な容量の有る製品を選んでおくと心強い。

 

 

Mac or Windows?、デスクトップ型 or ノート型?

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この辺りは、個人個人の好みの問題になってくるかと思う。

Mac、Windows、どちらでもDTMを行う事は出来るので、「使い勝手の良さ」「デザインの好み」等を考慮し好きな方を選択すれば良いのではないかと思う。

「デスクトップ型かノート型か?」についても好みの問題。後は、製作スタイルによってくるかと思う。どっしりと腰を据えて作業したいのならデスクトップ型でも良いだろうし、パソコンを持ち運んで使う事があるのならノート型の方が良いかと思う。

 

 

新品 or 中古?

DTM用のパソコンを新品で買うか?中古で買うか?この辺りは、気分的なものと予算の問題になってくるかと思う。

「どうせなら新品のパソコンが欲しい」と言う人も少なくないかと思う。そのような人はそうすれば良いかと思うが、性能を求めるとどうしてもパソコンの価格は高くなりがちになってくる。なので、予算をあまり割けない場合は中古のパソコンを購入する事も検討したい。それなりに良い性能のパソコンが格安価格で手に入る事も少なくない。

中古パソコンは以下のサイトで探す事が出来る。キーワード検索や「Mac or Windowa」、「デスクトップ型 orノート型」、CPU、RAM、HDDの条件指定検索が利用でき、自身の目当てのパソコンをスムーズに探す事が出来る。